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2022 Wasenhaus Spätburgunder Bellen
The Wine Advocate
RP 93
Reviewed by:Stephan Reinhardt
Release Price:NA
Drink Date:2028 - 2040
The 2022 Spätburgunder Bellen is from a high-elevation plot in Kirchhofen on loam and loess soils. Fermented with about 50% whole clusters, this is a pure, refined and elegant, slightly toasty-flavored palate that reveals warm yet perfectly ripe fruit intermingled with fine but nervy limestone tannins and pure, refreshing salinity. This is pure and pithy, persistently saline and grippy Pinot with an intense and long finish and remarkably fine and refreshing tannins for old vines. The wine fermented until September 2023. Tasted at the domaine in February 2024.

葡萄：シュペートブルグンダー（ピノノワール）　樹齢：20年と25年　
畑・土壌：Kirchhofen 村とPfaffenweiler村の二区画、西向き急斜面。粘土石灰質土壌
醸造・熟成：収穫後、ケースのまま10℃で冷却。全房1/3、除梗2/3。
木製タンクで10日間の低温浸漬。マセラシオン・セミ・カルボニック。破砕、ピジャージュ施さず。
温度が上昇した次の8日間は毎日軽いピジャージュ。合計18日間のキュヴェゾン。
熟成は228Lのブルゴーニュ産オークの古樽で16 カ月間。
収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、コラージュ無し。ボトリング時にSO2をごくわずかに添加している。
Bellen（ベーレン）の由来はKirchberg（キルヒベルグ）丘の古くからの別名。Olberg（オルベルグ）丘の隣にある。

パリサージュを低く仕立てており収量がとても少ないワインです。
樽試飲でこの時点ではわずかに息苦しい還元的な香味（自然派的な意味ではなく酸化の逆の無呼吸的な本来の還元の意味）
個々の要素がソリッド、ギリシャの神殿に圧倒されるような太く白く冷ややかな柱による構成、スケール。
ワインからは下りて来てはくれない、こちらから集中して語り掛けて初めて対話出来る圧倒的な存在感。
ずっと残る消えない生命を持ったような余韻。シャンベルタン。
（2023年6月　村岡現地試飲）