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シエラ・フットヒルズの有機栽培の畑、シラード・ヴィンヤードのグルナッシュ。手摘みで収穫。50%はホールクラスターで仕込みました。開放槽で天然酵母による発酵。発酵の前半は足踏みで、その後は1日1回パンチングダウン。木樽に移す前に、16日間スキンコンタクト。冬の間は澱と共に熟成し、春に澱引きしています。
とても柔らかな仕上がりです。
グルナッシュというよりもピノ・ノワールに近い感覚です。
ピノ・ノワールとの違いは、余韻に感じるタンニンの違いでしょうか。力強いタンニンではありませんが、アクセントになっています。フランス ローヌの偉大な生産者「シャトー・ライヤ」のシャトーヌフ・デ・パプをイメージするワインです。
恐らくシャトー・ライヤほど長期熟成はしないと思います。
またそれ程秘めたパワーがあるわけではありません。
でもエレガントでバランスに優れたワインです。